2023-10-28 –, track 3
本セッションでは、「FinTechの現場でFastAPIがどのように使われているか」の理想と現実をお届けします。理想的な姿はあれど、業務ではさじ加減で現実的なやり方を採用することになります。そのいい塩梅をお伝えするつもりです。
2023年発売の「動かして学ぶ!Python FastAPI開発入門」では実務で使えるFastAPIのテクニックを紹介しています。本には盛り込みきれなかったこれからFastAPIを使ってみたいと思っている方や、運用を始めたばかりの方に、現場の肌感や躓きポイントを知っていただければと思います。
FastAPIの人気が日に日に増している昨今ですが、まだまだ「他のフレームワークでいいじゃん」「本当に本番投入して大丈夫?」など様々な思いで導入をためらっている方も多いかと思います。
理想的な姿はあれど、現実的には理想を追い過ぎると準備やメンテナンスのコストが高すぎうまくいかないこともあります。そのため、ある程度の妥協をして開発・運用していくことになりますが、”コスパ”のいい塩梅をお届けします。
私は、日頃FinTechというミッションクリティカルなドメインにおいてFastAPIをかれこれ2年以上運用しており、その現場からの開発の現実を紹介します。これならFastAPIを実務で使えそうだな、という実感を抱いて帰っていただきたいと思っています。
同じ思いで、「動かして学ぶ!Python FastAPI開発入門」という本を今年出版しました。本では体系的に学べるようにするため盛り込めなかったTipsもいくつかあり、このセッションでも少し触れていく予定です。
【トーク内容】
- 前半(基礎編):FastAPIの良いところをサクッと学習
- 想定するオーディエンス
- FastAPIを使ってみたいけどまだトライできていない方 - 後半(応用編):FastAPIが「FinTech」「スタートアップ」でどう使われているかの一例をご紹介
- 想定するオーディエンス
- FastAPIに入門してみたけど、業務で本番環境への投入までには至っていない方
- FastAPIを本番環境で使っているが、FinTechでどう使われているか裏側を知ってみたい方
【アジェンダ】
- 基礎編
- どんなフレームワーク?
- FastAPIはどう動いているか?
- ポイント1:型安全
- ポイント2:Swagger UIの自動生成
- ポイント3:高速 - 応用編
- 金融でPythonって大丈夫なの?
- アーキテクチャの紹介
- 型ヒント
- Tips:数値計算
- Swagger UI
- 非同期化
- Tips:エラーハンドリング
株式会社sustenキャピタル・マネジメントFounderの一人。
主にPython(FastAPI)にて資産運用サービス「SUSTEN」の開発を行う。
著書に「動かして学ぶ!Python FastAPI開発入門」(翔泳社)