2022-10-15 –, pyconjp_1
Language: 日本語
現代は、会社やコミュニティで繰り返し行うタスクが多くあります。
また、日々のコミュニケーションはSlackなどのチャットを使うことが多いです。
そこで、PyCon JP開催に関わるさまざまなたいくつな作業を自動化するチャットボット(PyCon JP Bot)を作っています。
本講演では、Slackと連携するアプリケーションを作成し、チャットをベースにさまざまな作業を自動化する方法について紹介します。
まず背景として、なぜこのようなチャットボットを作ろうと思ったかについて紹介し、最終的にどのようなボットが作成できるかを紹介します。
Incoming Webhooksを利用して、Slackにメッセージを送信するプログラムの作成方法、さまざまなメッセージの送信方法を紹介します。
次に、対話型のプログラム(チャットボット)を作成するために、Socket ModeでのSlackアプリの作成方法を紹介します。
対話型のプログラムの中で、メッセージのやりとりを拡張する方法や、Events、Scopesの管理についても説明します。
最後に具体的な事例として、PythonのライブラリやAPIを利用し、さまざまな課題に対処するボットの作り方をケーススタディとして紹介します。
- Sympyを使用した電卓機能
- Peewee ORMを使用したカウンティング
- JIRA APIを使用して課題の検索、詳細表示
- JIRA API、Google Spreadsheet APIを使用して、テンプレートから複数の課題を作成する
- Google Directory APIを使用してGoogle Workspaceのアカウント管理
PyCon JP Association 副代表理事。
また、BeProudの取締役 / Python Climber。
PyCon JP 2014から2016では座長として活動。
Python Boot Camp の講師として、日本中で初心者にPythonを教えている。
また、Pythonの書籍を複数執筆している。
趣味はトランペットとボルダリング。レゴとフェレットとビールが好き。