2022/10/14 –, pyconjp_4
言語: 日本語
古くからあるパッケージングツールのsetuptoolsは今でもPEPへの追従などサポートされ続けています。
登場当初は多くの機能を持っていましたがそれらの機能はPEPでの議論などを通してwheelやpyproject.tomlのような標準フォーマットやpip,twineといった別のツールへと役割が分離されていきました。
setuptoolsが持っていた機能と現在の標準や別のツールとの比較を通してパッケージングツールの歴史を説明したいと思います。
- setuptoolsとは?
- distutilsの行く末
- インストーラーはeasy_installからpipへ
- easy_installの弱点
- eggディレクトリでmulti versioningしてたのに!
- バイナリディストリビューションはeggからwheelへ
- eggの弱点
- entrypointは!?
- pkg_resourcesとその後継
- distlib
- packaging
- pkg_resourcesの機能が標準ライブラリへ
- importlib.metadata
- importlib.resource
- setup.cfgでできること
- pyproject.toml
- distutils.commandどうするの?
1979年静岡県磐田市出身。高専在学中にUNIXに触れてプログラミングを始める。Pythonは2000年ごろにE.RaymondのHow to Become a Hackerを呼んで興味を持ったことから。何度かの転職の後、株式会社ビープラウドでPython主体のプロジェクトに携わり、現在は株式会社オープンコレクターに在籍。