Python/PyQtとQGISではじめる公共交通分析
10/14, 14:40–15:10 (Asia/Tokyo), pyconjp_2
言語: 日本語

PythonとQGIS(オープンソースのGISソフトウェア)を用いて、「GTFS」と呼ばれる公共交通機関の路線・時刻表データを容易に可視化するツール「GTFS-GO」を開発・公開しました。当初よりアップデートを重ね、「GTFSの可視化」だけではなく「運行頻度集計機能」や「GTFSデータリポジトリ(試験運用中)との連携機能」が追加され、GTFS活用の幅が大きく広がっています。
本トラックでは、「GTFS-GO」とその開発の背景を紹介します。


概要

近年、主にバス業界を中心とした公共交通界隈では、路線・時刻表に関する国際的共通規格であるGTFS(General Transit Feed Specification)の整備が進んでいます。GTFSは停留所、路線図、時刻表…さまざまなデータを格納できる機械判読性の高い規格ですが、「Googleマップで検索できる」以上の活用がなかなか進んできませんでした。
そこでPythonとQGIS(オープンソースのGISソフトウェア、Python/PyQtによる機能拡張が可能)を用いて、GTFSを容易に可視化するツール「GTFS-GO」を開発しオープンソースで公開しました。当初はGTFSをそのまま可視化する機能のみでしたが、アップデートを重ね、「運行頻度集計機能」や「GTFSデータリポジトリ(試験運用中)との連携機能」が追加され、GTFS活用の幅が大きく広がっています。本トラックでは、「GTFS-GO」とその開発の背景を紹介します。

もくじ

  • 自己紹介 (1分)
  • 本セッションの概要説明 (1分)
  • QGISとPython/PyQtとのかかわり(5分)
    • QGIS/GISの説明(2分)
    • Python/PyQtによる機能拡張(=プラグイン)(3分)
  • GTFSとは (5分)
    • 仕様の説明(2分)
    • 現状と課題(3分)
  • GTFS-GOの紹介 (15分)
    • GTFS-GOにできること(3分)
    • GTFS-GOの技術的背景: Python/PandasによるGTFSのパース (6分)
    • GTFS-GOの技術的背景: Pandasによる運行頻度の集計 (6分)
  • クロージング(3分)