2024-09-28 –, 4F Track3
+やーといった四則演算はもちろんのこと、mathライブラリといった計算に関するロジックはPythonの中で最も使う機能と言っても過言ではありません。
我々はそのライブラリをPythonの機能として使うだけなのですが、これらの機能は裏では一体何をしているのだろうかということが気になります。
普段気にしない、そうした数学的な機能について理解することで、普段使っているPythonに更に愛着がもてるよう発表していきます。
我々は空気のようにPythonの関数機能を使っています。例えば、加減乗除やmath.sqrtなどです。このように基本的な計算機能は最も普段使いされているPythonの機能と言えるでしょう。
Pythonの数学的な動きは一体どうなっているのかを理解することによって、普段書いているコードも少し違った目線になるに違いありません。例えば math.fma(x, y, z) というx * y + zを返すだけの関数があるのですが、そもそもなぜこんな関数が定義されているのでしょうか。x * y + z と書いてはいけないのでしょうか。そしてこの関数を呼ぶことに何の意味があるのでしょうか。
このようなバックグラウンドの仕組みを理解することによって、普段書いているコードにもハリがでるに違いありません。
発表者はこのPythonの数学的な標準的な関数の動きを解説します。Pythonの数学関数についてであり、NumpyやSciPyについては含みません。
Pythonで最も使われているのは加減乗除を含む数学的な機能だと思います。この機能を知ってこそ、Pythonという言語の味を知ることができるのではないかと発表者は考えております。
このバックグラウンドを是非とも皆さんと共有させてください。
- Pythonのmath libraryの特徴
- 他の言語と比べた特色
- 実際にどのようなコードが裏で実行されているのか
特になし
Audience experiment –Intermediate
Language of presentation –日本語
Language of presentation material –日本語
現在Recustomer株式会社CTOとして働く。過去、VPoPや室長や部長、EM、Executiveという肩書でキャリアを築く。Preferred Networks、Mujin、Hacobuといった企業でPythonを使った様々な業務を経験し、画像処理やレンダラー、ロボティクス、機械学習、データ分析、Web開発などでPythonを利用してきた。こうした経験を活かした発表ができれば幸いです。