Lina Katayose
私は片寄里菜(Katayose Lina)と申します。日本を拠点に活動しています。愛称はセリナ(Selina)です。
現在、PyCon JP 2022およびAPAC 2023では座長を務めました。
2016年からPythonに興味を持ち、初めてPyCon JP 2016に参加しました。その後、PyCon JP 2017および2018では一般スピーカーとして登壇し、2020年には招待スピーカーとして参加しました。
2018年には初めてPyCon USに参加し、アジア各国で開催されるPyConにも定期的に参加しています。また、PyLadies Tokyoのスタッフとして活動し、イベントの企画や運営にも携わっています。2018年にはPyLadies Bangkokの立ち上げをサポートし、アジアのPythonコミュニティとの交流を深めました。
また、株式会社moegiを設立し、GIS(地理情報システム)のサービスを提供しています。また、慶應義塾大学SFCの上席所員として、ドローンに関する講義やサポートを行っています。さらに、2024年からは飛行機のパイロット操縦に挑戦し、定期的に訓練を積んでいます。
Session
概要
このトークでは、一般的に使われるPythonとOpenCVライブラリを使用して、PCのウェブカメラから物体(主に人の顔)を検出し、どのような結果が得られるかを見ていきます。物体検出のためにカスケード分類器を使用し、すでに顔の検出ができているデータセットを使用してカメラから物体を検出しながら、Pythonコードの例を示し、カメラ映像から物体を検出したときの楽しさをお話しします。
また、専門用語が多くあるため、その説明を含めながらこれからPythonを始める方に向けて導入しやすい内容でトークをします。
PythonとOpenCVライブラリを使用して、PCのウェブカメラから物体(主に人の顔)を検出するだけでなく、条件分岐を取り入れて、顔や人を認識した場合にどのようなアクションが取られるかについてもお話しします。簡単な例として、顔が検出されたときに「顔検出」という検出結果を表示する方法を示します。
さらに、ビデオや静止画の使用方法、およびリアルタイムでの方法についても、説明します。
コンテンツ
- はじめに
- これをやりたいと思った理由
- OpenCVについて
- カスケード分類器とは
- 物体検出
- ビデオと静止画からの検出
- リアルタイム検出
- 条件分岐を試してみた
- その他の実用例
- 最後に
聴講者が得られるもの
- Pythonでのカメラデバイスの使用方法
- 物体検出の方法
- 顔検出の基本
- IoTの基礎
- OpenCVライブラリの使い方
- カスケード分類器とは
- アノテーションとは