2024-09-28 –, 4F Track3
3DCADは3Dデータを作る上で、様々な業界やモノづくりをする上で利用されている強力なソフトウェアです。個人でも3Dプリンタを活用することで試作から製品まで作成できます。3DCADはGUIで操作するソフトウェアが市場でも多数存在しますが、プログラミングをすることで3Dデータを作成することも可能です。本トークではPythonから触ることができる。プログラマブル3DCADのCadQyeryを概要から簡単なモデリングを行うためのデモを交えて紹介します。
トークの流れ
- 3Dデータを自分たちで作れるようになるために
- Maker文化を紹介します
 - 3Dプリンタを扱う上では必要不可欠な存在
 
 - 3DCADの概要
- 二次元と三次元について: 2DCAD, 3DCADの違い、3Dのメッシュデータとソリッドデータ。
 - 3DCADの種類: プロプライエタリやOSSを交えて
 - パラメトリック/ノンパラメトリックの違い: 特徴を説明します
 - 点、エッジ、フェース、ソリッド、サーフェス、スプラインの概要
 
 - CadQueryとは
- プログラマブルな3DCAD: そのほかの同種のCADもご紹介: OpenSCAD
 - Open CASCADE kernelを使ったプログラマブルな3DCAD
 - 環境の作り方: VSCode での作り方を紹介
 
 - How to Use CadQuery Basic: デモを交えて紹介します
- 作業面について:
 - ソリッドを作る: 立方体、球体など
 - モデルを組み合わせたり、ブーリアン演算について扱います。
 - ファイルを出力する。メッシュデータのSTL、 ソリッドデータのSTEPを書き出します。
 - 3Dプリンタで出力してみる: 実際に3Dプリンタを動かす様子もお見せします(遠隔で操作をするので通信環境によっては中断する可能性もあります)
 
 - まとめ
 
概要の通り、昨今ではどの業種でも3Dデータを扱える機会が増え3Dモデリングの重要性も高まっております。3Dプリンタの低価格化も進んでいる中で、3DCADを活用する機会も増えていくと考えています。しかし3DCADは習得に時間がかかるソフトウェアでもあり、ソフトウェアごとにも操作性が違うため、今から覚えるには時間がかかることにもなります。Pythonエンジニアがすぐに扱えるツールとしての提案にもなりますし、その先で3DCADを扱う時の助けにもなるのではと考え、トークの提案を行いました。
Knowledges and know-how the audience can get from your talk:- Pythonで3DCADを扱う方法
 - CADの基本的な扱い方
 
- PyCampの基本文法を扱う部分までの知識
 
本業では設計事務所の裏方として、3DCADと連携するソフトウェア開発やバックオフィス業務の自動化を行なっています。
 静岡のPythonコミュニティ、地域カンファレンスのPyCon mini Shizuokaスタッフ。
- 所属: 株式会社佐野設計事務所 代表取締役
 - PyCon mini Shizuoka スタッフ
 - Unagi.py / Python駿河
 - X(Twitter): @hrs_sano645